視点(戦略・戦術)を変えて販売力アップ!
例:男性に口紅を販売して業績アップした会社がありす。
外資系の化粧品会社で、口紅のアイテムが少なく、広告予算もなく、スタッフもいないという状態で、日本人には余りウケない商品でしたが、上司から「販売を伸ばせ!」と云われたら、あなたならどうしますか?
そこで、考えたのが「女性のネームを入れた口紅を、女性用へのギフトとして男性に売る」という戦略を考えました。結果は大成功!し、ブランド名が一気に知られる様になりヒット商品になりました。
どの様な逆境でも、視点(発想)を変えれば人生逆転もありえます。
売れなければ、恐らく日本の市場からは撤退だったと思います。
例:木の葉を売って雇用と生き甲斐を同時に進めた町があります。
徳島県人口わずか2000人余の上勝町。
そのうち65歳以上(当時)の住民が45%を超える典型的な高齢の町である。
約180人もの人が、「葉っぱ」モミジ、ナンテンにアジサイなど売って暮らしている。
売れそうな葉っぱを庭先や裏山から採っては、トレーにパッケージして農協に持ち込むだけ。小遣い稼ぎの内職かと思われそうですが、年間1,000万円を稼ぐ人もいる。
料理の彩として添えられる「ツマモノ」をJAを通じて出荷、全国の青果市場を通じて飲食店に届けられる。
年間売上は実に約2億5,000万円程になるからビックリ!
例:アメリカから輸入した、無害無公害の洗浄クリーナーが売れなくて困っていたのを、パソコン用クリーナーとして売り出したら全国的に販売出来た話。
ある化学会社が、アメリカ宇宙航空技術で開発した、汚れを落とす洗浄用クリーナーをドラム単位で大量輸入。当時、日本は環境問題にうるさくなり、無害無公害のしかも洗浄力抜群の洗浄剤である。 売れるのが当然と思われましたが、日本の大手化学会社の牙城はなかなか崩れません。そこで、売る方法はないかと相談が来ました。価格的に、日本の製品よりいくら品質が良くても割高でした。そこである程度の付加価値を付ける名案が。 デスクトップパソコン全盛の時ですから、パソコン用洗浄剤にどうかと思い、市場調査をしますが、先に1~2社先行してパソコン用クリーナーが販売されています。こちらは、弱小で太刀打ち出来ません。そこで日本人のブランドに弱いところを逆手に取り、Macパソコンに一定のファンがいるのをリサーチ。時間は掛かりましたが、承諾を経て「Mac専用クリーナー」として販売。 あっという間に全国のMac専門店に出荷。専門誌は、おそらく全紙に掲載紹介されたと思います。 この様に、会社の規模なども関係なく、ユーザーが求めている企画にかえて戦略を立てるのも大事なことと思われます。
例:通常のお弁当を視点を変えたら高く売れた。
本屋さんで今売れているのが、2千円で弁当を売る方法とかいうタイトルの本だったと思いますが、内容は余り売れなかったお弁当を、駅などで駅弁として2千円で販売したら、売れたというお話です。駅弁のイメージが頭の中にあり旅行などウキウキ気分の時ですから、何となく高くても買ってしまうという事ですね。
例:あるイベントで焼きそば店を出店しようと思ったら、周り5店舗ほども焼きそば店出店予定でした。秘策は?
こちらは、何処にでもあるような下町のソース焼きそば。食した方の評価は好評ですが、知名度ゼロで周りは初めてのお客様ばかり、有名B級グルメ店が目の前。隣も、後ろも焼きそば店。さて如何したものかと相談が・・・。
そこで、迷ったお客様が専門店なら買っても外れがないのではと思うでしょう。
味には自信がありますから、お客様を集める為に、専門店文字入りの「ソース焼きそば」のPOPを作成し、ついでに売り上げを上げる為に、単価の高いオムレツ風焼きそば「オム焼きそば」に本日のお買い得品のPOPを作成。それに、駄目押しでsugurema.comから戴いた優秀賞の盾を商品の前に並べました。
すると、どうでしょう他の焼きそば店が閑散としているのに、こちらの専門店には長蛇の列。しかも単価の高いオム焼きそばから完売。作っても作っても間に合いません。当然ノルマ達成。これは、戦略勝ちのケースです。
●更に次回イベントでは、他社と違った味付けをしているので、 秘伝隠し味のコピーを追加。
更に集客が期待できるでしょう。